医薬品名
ツムラ苓桂朮甘湯
市販価格(相場)
1,700円/21包
製造販売
株式会社ツムラ
他の漢方メーカー(配合成分量が異なるケースがあります):クラシエ・小太郎漢方・大杉漢方・本草・太虎堂
効能効果
めまい、ふらつきがあり、または動悸があり尿量が減少するものの次の諸症:
神経質、ノイローゼ、めまい、動悸、息切れ、頭痛
成分
本品4.5g中
(日局ブクリョウ・・・・6.0g)
(日局ケイヒ・・・・・・・4.0g)
(日局ビャクジュツ・・3.0g)
(日局カンゾウ・・・・・2.0g)
上記より製した日局苓桂朮甘湯エキス4.0gを含有する。
(本品は、軟エキスを使用しており、軟エキス4.0gは乾燥エキス2.0gに相当する。)
用法用量
通常成人1日4.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢・体重・症状により適宜増減する。
コラム
苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)は、漢方薬の処方のひとつで、脾胃の調整に効果があるとされています。
苓は、利尿作用があり、体内の余分な水分を排出し、体内の水分バランスを整える作用があります。桂は、血行を促進する作用があり、身体を温め、疲れを取る効果が期待できます。朮は、体内の水分バランスを整え、消化を促進する作用があります。甘草は、消炎作用があり、漢方薬の苦味を和らげる役割があります。
このような生薬を組み合わせることで、消化器官の働きを調整し、身体を温め、疲れを取る効果が期待できます。苓桂朮甘湯は、具体的には、食欲不振、胃腸の不調、下痢、冷え性、疲れやすさなどの症状に効果が期待できます。
ただし、漢方薬は、処方や用法用量を誤ると、副作用が現れることもあるため、自己判断せず、専門の医師に相談することが必要です。また、漢方薬は、化学薬品と異なり、効果がすぐに現れるわけではないため、継続して服用することが必要です。
苓桂朮甘湯は、脾胃の調整に対する漢方薬の代表的な処方のひとつであり、消化器官の調子を整える効果が期待できます。ただし、漢方薬を用いる際には、医師の指導のもとで適切に使用することが大切です。