医薬品名
ツムラ黄耆建中湯
市販価格(相場)
1,500円/21包
製造販売
株式会社ツムラ
効能効果
身体虚弱で疲労しやすいものの次の諸症:
虚弱体質、病後の衰弱、ねあせ
成分
本品18.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス4.75gと日局コウイ10.0gを含有する。
日局シャクヤク 6.0g
日局オウギ 4.0g
日局ケイヒ 4.0g
日局タイソウ 4.0g
日局カンゾウ 2.0g
日局ショウキョウ 1.0g
用法用量
通常、成人1日18.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。
コラム
黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)は、漢方薬の一つで、中国の古典医学書である『傷寒論』に記載されている方剤です。主に、体力が低下している人や疲れがたまっている人、食欲不振や消化不良、下痢などの症状がある人に用いられます。黄耆、人参、白朮、甘草の4種類の生薬から構成されています。
黄耆は、免疫力を高め、体力を補う効果があります。人参は、疲れを取り、体力を増強する効果があります。白朮は、胃腸の働きを正常化し、消化不良や下痢を改善する効果があります。甘草は、体内のエネルギーを補う効果があります。
黄耆建中湯は、食欲不振や下痢、消化不良などの症状を改善するだけでなく、体力を増強し、疲労回復にも効果的です。また、ストレスや過労による自律神経の乱れにも効果があります。さらに、黄耆建中湯は、漢方薬の中でも副作用が少ないため、続けて服用することができます。
ただし、漢方薬は体質によって効果や副作用が異なるため、自己判断での使用は避け、漢方医師の指導を仰ぐようにしましょう。また、病気の種類や症状によっては、黄耆建中湯だけではなく、他の漢方薬や西洋医学の治療法を併用することもあります。漢方薬を正しく使用することで、体調を整え、健康な身体を維持することができます。