チキジウム

医薬品名

チキジウム

市販価格(相場)

450円/10カプセルあたり
4,500円/100カプセル

製造販売

沢井製薬株式会社

効能効果

下記疾患における痙攣並びに運動機能亢進
胃炎、胃・十二指腸潰瘍、腸炎、過敏性大腸症候群、胆のう・胆道疾患、尿路結石症

成分

1カプセル中にチキジウム臭化物10mg

用法用量

チキジウム臭化物として、通常成人1回5〜10mgを1日3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

コラム

甲状腺機能低下症の治療に使用される薬剤であるチキジウムは、主成分にメチマゾールを含みます。メチマゾールは、甲状腺ホルモンの生成を阻害する働きを持ちます。

甲状腺ホルモンは、人体の代謝を調整する重要なホルモンであり、甲状腺から分泌されます。甲状腺機能低下症は、甲状腺ホルモンが不十分に分泌される状態で、疲れやめまい、冷感、便秘、肥満などの症状が現れます。チキジウムは、甲状腺が過剰に甲状腺ホルモンを分泌する、甲状腺機能亢進症の治療にも使用されます。

チキジウムは、通常、1日2回から3回に分けて、食事前に服用されます。副作用として、発疹、かゆみ、下痢、腹痛、頭痛、食欲不振などがあります。重度の副作用が発生した場合は、すぐに医師に相談してください。また、妊娠中や授乳中の方は、医師に相談してから使用する必要があります。