ツムラ大建中湯

医薬品名

ツムラ大建中湯

市販価格(相場)

1,500円/21包

製造販売

株式会社ツムラ

他の漢方メーカー(配合成分量が異なるケースがあります):小太郎漢方

効能効果

腹が冷えて痛み、腹部膨満感のあるもの

成分

本品15.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.25gと日局コウイ10.0gを含有する。
日局カンキョウ  5.0g
日局ニンジン   3.0g
日局サンショウ  2.0g

用法用量

通常、成人1日15.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

コラム

大建中湯(だいけんちゅうとう)は、漢方薬の一つで、古典医学書『金匱要略』に記載されている方剤です。主に、消化器系や神経系の不調に用いられます。大柴胡、黄芩、人参、甘草、生姜、大棗の6種類の生薬から構成されています。

大柴胡は、消化器系の不調やイライラ、ストレスによる不眠症などに効果があります。黄芩は、消化不良や風邪などの症状を緩和する効果があります。人参は、体力低下や疲労回復に効果があります。甘草は、体内のエネルギーを補う効果があります。生姜は、体内の血流を改善する効果があります。大棗は、体を温め、ストレスや不安を緩和する効果があります。

これらの生薬が配合されることで、大建中湯は、胃腸の不調やストレス、不眠症、自律神経失調症などの症状を緩和する効果があります。また、体調を整え、総合的な健康維持にも役立ちます。

しかし、漢方薬は体質によって効果や副作用が異なるため、自己判断での使用は避け、漢方医師の指導を仰ぐようにしましょう。また、病気の種類や症状によっては、大建中湯だけではなく、他の漢方薬や西洋医学の治療法を併用することもあります。

漢方薬を正しく使用することで、体調を整え、健康な身体を維持することができます。漢方医師との相談を通じて、自分に合った漢方薬を選択し、正しい用法・用量で使用することが大切です。