ツムラ白虎加人参湯

医薬品名

ツムラ白虎加人参湯

市販価格(相場)

1,900円/21包

製造販売

株式会社ツムラ

他の漢方メーカー(配合成分量が異なるケースがあります):クラシエ・小太郎漢方

効能効果

のどの渇きとほてりのあるもの

成分

本品9.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス5.0gを含有する。
日局セッコウ   15.0g
日局コウベイ   8.0g
日局チモ     5.0g
日局カンゾウ   2.0g
日局ニンジン   1.5g

用法用量

通常、成人1日9.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

コラム

白虎加人参湯(はくごかじんさんとう)は、古代中国の医書『傷寒論』に記載された漢方処方で、体の表面から内部まで熱を発する症状、つまり表裏不通症状に用いられます。主に、熱っぽさ、頭痛、のどの痛み、発汗などの症状を和らげるために用いられます。

白虎加人参湯は、桂枝、芍薬、甘草、人参、生姜の5種類の漢方薬を主原料として使用します。桂枝は、体の表面から熱を発する作用があり、発汗を促す効果があります。芍薬は、熱を発する作用があるため、発汗や体温調節を促す効果があります。甘草は、桂枝や芍薬の作用を強め、喉の痛みを和らげる効果もあります。人参は、体力を補う作用があり、熱によって失われた栄養素を補う効果があります。生姜は、体を温める作用があるため、冷え性にも効果的です。

白虎加人参湯は、表裏不通症状、つまり体の表面から内部まで熱が発する症状に効果があります。また、免疫力を高め、風邪やインフルエンザなどの感染症を予防する効果も期待できます。さらに、疲労回復やストレス解消にも効果があるとされています。

ただし、白虎加人参湯には、副作用や注意点もあります。体力の弱い人や、体温調節機能が低下している人は、摂り過ぎに注意する必要があります。また、甘草には、高血圧を引き起こす可能性があるため、高血圧の人は摂り過ぎに注意する必要があります。