ツムラ四逆散

医薬品名

ツムラ四逆散

市販価格(相場)

1,600円/21包

製造販売

株式会社ツムラ

効能効果

比較的体力のあるもので、大柴胡湯証と小柴胡湯証との中間証を表わすものの次の諸症:
胆嚢炎、胆石症、胃炎、胃酸過多、胃潰瘍、鼻カタル、気管支炎、神経質、ヒステリー

成分

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス2.25gを含有する。
日局サイコ    5.0g
日局シャクヤク  4.0g
日局キジツ    2.0g
日局カンゾウ   1.5g

用法用量

通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

コラム

四逆散(しげんさん)は、漢方薬の一種で、寒邪を除去し、体内の陽気を補う効果があるとされています。主に寒邪による症状、特に風寒感冒、関節痛、腹痛、下痢、吐き気、嘔吐、冷え性などに用いられます。

四逆散は、葛根湯(かっこんとう)に羌活(きょうかつ)と防風(ぼうふう)を加えたもので、元々は宋代の医学書「金匱要略」に記載されていた処方です。現代では、四逆散の成分には、葛根、羌活、防風、生姜、大棗が含まれています。

葛根は、体内の熱を下げ、解熱作用があるとされ、羌活は、寒邪を除去し、体内の陽気を補う効果があるとされています。防風は、風邪や湿気を取り除く効果があり、生姜は、体を温め、体内の陽気を補う効果があります。大棗は、体内のエネルギーを補い、体力を回復させる効果があります。

四逆散は、寒性感冒や風邪の初期症状、頭痛、肩こり、関節痛、腹痛、下痢、嘔吐、吐き気などに効果があるとされています。また、四逆散は、体を温める作用があるため、冷え性の改善にも効果があるとされています。

ただし、四逆散は漢方薬の一種であり、副作用や飲み合わせに注意が必要です。特に、妊娠中や授乳中の女性、高血圧や心臓病を患っている人、抗凝固薬などの血液サイクルを調整する薬を服用している人は、医師の指導のもとで使用する必要があります。