ツムラ麻杏甘石湯

医薬品名

ツムラ麻杏甘石湯

市販価格(相場)

1,500円/21包

製造販売

株式会社ツムラ

他の漢方メーカー(配合成分量が異なるケースがあります):小太郎漢方・大杉漢方・本草

効能効果

小児ぜんそく、気管支ぜんそく

成分

本品7.5g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス1.75gを含有する。
日局セッコウ  10.0g
日局キョウニン  4.0g
日局マオウ    4.0g
日局カンゾウ   2.0g

用法用量

通常、成人1日7.5gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

コラム

麻杏甘石湯(ましょうかんせきとう)は、漢方薬の一つで、古くから風邪や咳、喘息などの呼吸器系の症状に用いられてきました。麻杏甘石湯の主な成分は、麻黄(まおう)、杏仁(きょうにん)、甘草(かんぞう)、石膏(せっこう)です。

麻黄には、気管支を拡張する効果があり、喉の詰まりや呼吸困難を改善する効果が期待できます。杏仁は、咳止め効果や痰を切る効果があり、咳や痰が出る症状に効果的です。甘草は、胃腸を保護する効果や、喉の炎症を抑える効果があります。石膏は、体内の熱を冷ます効果があり、熱っぽさや発熱を抑える効果があります。

麻杏甘石湯は、上気道感染症や気管支炎などの呼吸器系の症状に効果があります。また、薬剤性の喘息やアレルギー性鼻炎などにも使用されることがあります。

しかし、麻杏甘石湯は、漢方薬として強い効果を持つため、誤った使用方法や過剰摂取は、副作用を引き起こす可能性があります。また、妊娠中の女性や、高血圧、心臓病、腎臓病、肝臓病などの慢性的な病気を持っている人は、使用する前に医師に相談するようにしましょう。

漢方薬は、身体の状態や症状に合わせた適切な処方が必要です。自己判断での使用や、他の薬剤との併用は、身体に悪影響を与えることがあるため、医師の指示に従って正しく使用するようにしましょう。