ツムラ滋陰至宝湯

医薬品名

ツムラ滋陰至宝湯

市販価格(相場)

2,200円/21包

製造販売

株式会社ツムラ

効能効果

虚弱なものの慢性のせき・たん

成分

本品9.0g中、下記の割合の混合生薬の乾燥エキス6.0gを含有する。
日局コウブシ   3.0g
日局サイコ    3.0g
日局ジコッピ   3.0g
日局シャクヤク  3.0g
日局チモ     3.0g
日局チンピ    3.0g
日局トウキ    3.0g
日局バクモンドウ 3.0g
日局ビャクジュツ 3.0g
日局ブクリョウ  3.0g
日局バイモ    2.0g
日局カンゾウ   1.0g
日局ハッカ    1.0g

用法用量

通常、成人1日9.0gを2〜3回に分割し、食前又は食間に経口投与する。なお、年齢、体重、症状により適宜増減する。

コラム

滋陰至宝湯(じいんしほうとう)は、中国の宋代に活躍した医師である王叔和によって考案された漢方薬で、陰虚症状に効果があるとされています。陰虚とは、体内の水分や栄養素が不足している状態で、手足の熱感や口渇、咳嗽、便秘などの症状が現れます。

滋陰至宝湯の主な成分は、人参、麦門冬、熟地黄、山茱萸、枸杞子、牡丹皮、茯苓、甘草などです。これらの成分は、陰虚症状に効果があり、体内の水分や栄養素を補充することで、熱感や口渇、咳嗽、便秘などの症状を和らげます。

人参は、滋養強壮作用があり、体力を回復する効果があります。麦門冬は、喉の渇きを和らげ、咳嗽を鎮める効果があります。熟地黄は、滋陰作用があり、腎臓の機能を正常化する効果があります。山茱萸は、脾胃を補う効果があり、胃腸の調子を整えます。枸杞子は、滋養強壮作用があり、体力を回復する効果があります。牡丹皮は、滋陰作用があり、肝臓や腎臓の機能を正常化する効果があります。茯苓は、利尿作用があり、体内の水分を調整する効果があります。甘草は、免疫力を高め、胃腸の調子を整える効果があります。

滋陰至宝湯は、陰虚症状に効果がある漢方薬の一つであり、体内の水分や栄養素を補充し、症状を和らげることができます。しかし、漢方薬は、体質によって効果や副作用が異なるため、医師による適切な処方と使用方法に従うことが大切です。